クリーニング工場でできる省エネとは? 玉川グループの取り組みをご紹介
玉川グループでは、持続可能な社会の実現に向けて、各事業所で省エネに取り組んでいます。
毎日たくさんのリネン製品を洗濯・乾燥・仕上げするクリーニング工場では、大型の洗濯機や乾燥機をはじめ、さまざまな設備を使用します。お客様へ清潔なリネン製品を安定してお届けしながら、エネルギーをいかに効率よく使うかは、工場を運営していくうえで大切なテーマの一つです。
大がかりな設備の更新だけが、省エネではありません。機械の使い方を見直したり、これまで捨てていたエネルギーを再利用したり、作業方法を工夫したり。今回は、玉川グループのクリーニング工場で行っている省エネの取り組みをご紹介します。
生産性を高めることが、省エネにつながる
玉川グループの工場における省エネは、特別な省エネ設備だけに頼るものではありません。
大切にしているのは、日々の生産活動を見直し、同じ仕事をより効率よく行えるようにすること。設備の稼働や作業方法を改善して生産性を高めることが、製品を洗濯・仕上げする際に必要なエネルギーの効率的な利用にもつながります。
東北たまがわでは、連続洗濯機の運用方法の見直しや、リネン製品を運ぶコンベアの改良などを実施。玉川繊維工業所の群馬事業所では、洗濯処方の見直しや、工場で発生した蒸気を洗濯工程で再利用するなど、エネルギーを有効に活用しています。
九州たまがわでも、コンプレッサーの配置や設備の見直し、連続洗濯機の更新など、それぞれの工場の環境に合わせた改善を進めています。
エネルギーを無駄にしない、設備面での工夫も
日々の運用改善とともに、玉川グループでは設備面でもエネルギーを効率よく利用するための工夫を重ねてきました。
例えば、工場で発生する蒸気をそのまま捨てるのではなく、洗濯工程で再利用する設備を活用。また、エアーコンプレッサーをインバーター制御の機器へ更新するなど、使用するエネルギーを抑えるための設備改善も行っています。
さらに群馬事業所と九州たまがわでは、ボイラーの燃料をA重油からLNGへ転換するなど、各事業所の設備や環境に合わせた取り組みを進めています。
一つの大きな取り組みで省エネを実現するのではなく、設備と運用の両面から改善を積み重ねています。
設備だけじゃない。日々の仕事の工夫も省エネに
省エネというと、省エネ性能の高い設備への入れ替えなど、大がかりな取り組みをイメージするかもしれません。
しかし、工場の省エネを支えているのは設備だけではありません。
機械をどのように動かせば、より効率よく仕事を進められるのか。作業の手順をどう変えれば、無駄を減らせるのか。現場で働く社員一人ひとりが日々の仕事の中で考え、改善していくことも、エネルギーの効率的な利用につながります。
実際に玉川グループの工場でも、現場の社員が生産性を高めるための工夫をしたり、より良い作業手順を考えたりしながら、日々の仕事に取り組んでいます。
一つひとつは小さな改善でも、それを工場全体で積み重ねていくことが、大きな省エネにつながっていきます。
これからの省エネに向けて
省エネへの取り組みは、これで終わりではありません。
今後は、洗濯に使用した水が持つ熱や、乾燥機などから排出される熱を回収し、再びエネルギーとして活用することも検討しています。
また、九州たまがわでは、2026年10月に100kWのソーラーパネルを設置する予定です。これまで進めてきた生産性の向上や設備改善に加え、新たな取り組みも計画しながら、さらなる省エネを目指しています。
省エネも、より良い工場づくりの一つ
玉川グループでは、気候変動をはじめとする社会課題への対応や、持続可能な社会の実現に貢献することを大切な経営課題の一つと考えています。
こうした取り組みを積み重ね、経済産業省が省エネ法に基づいて実施する「事業者クラス分け評価制度」では、2023年度から2025年度の実績において3年連続でSクラスの評価を獲得しています。
評価そのものを目的とするのではなく、設備を改善する。エネルギーを有効に使う。そして、現場で働く一人ひとりがより良い方法を考える。
これからも玉川グループでは、こうした日々の工夫と改善を積み重ねながら、環境への負荷を減らし、より良い工場づくりに取り組んでいきます。